ワンちゃんも夏バテで食欲がなくなることってあるの?

暑い日が続くと人間でも食欲がなくなりますよね。

ワンちゃんたちも夏バテするのではないかと、心配したことはありませんか?

ワンちゃんの食べる量は季節によって変わることも

そもそもワンちゃんの食べるご飯の量は、外気温の影響を受けるように飼われている場合、夏と冬とでも違っています。

寒い冬には体を温めるためにたくさん食べて、エネルギーを作り出そうと食べる量が増えます。

一方、夏になると冬よりも食べる量が減るため、食欲が低下したように見えますが、絶対量としてはしっかり食べられているということもあるのです。

ワンちゃんそれぞれ、必要な栄養がどれくらいなのか、しっかりと確かめたうえで判断したほうがよさそうです。

水分補給をしっかりして、あまりに食べないときは動物病院へ

大切なのは、しっかりと水分補給できる環境を整えてあげることです。

飲み水が空にならないようにたっぷりと用意する、水飲み場はひとつではなく複数確保する、ウェットフードを用いる、ドライフードを水でふやかしてあげるなどがオススメです。

もしワンちゃんが栄養を摂れない状態が続けば、水分や栄養などを輸液しなければならない場合もあります。

フードの摂取量が半分以下の日が数日続いている、全く食べない日が2日以上続いているという場合は、 すぐに動物病院に行くようにしましょう。

食欲がなくなってグッタリしている、嘔吐したなどの場合は、もはや夏バテというよりも、熱中症になっている可能性も考えられます。

ワンちゃんの様子をしっかりとチェックして、暑い夏を乗り切りましょう!

(協力:獣医師/ペット栄養学会理事 徳本一義)

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