ワンちゃんの防災のすすめ!大切な命を守るための備えとは

Catch image

現代の日本は、地震や台風、大雨による水害といった大規模災害が多く発生しています。

もし災害に巻き込まれてしまったとき、大切なワンちゃんを守るためには、普段から十分な備えをしておく必要があります。

万が一のときに困ることがないよう、ワンちゃん用の備えを見直してみませんか。

Head bone

ワンちゃん用の備蓄をしよう!何が必要?

Image1

ワンちゃん用の基本的な備蓄品を紹介します。
非常用持ち出し袋を作ってひとつにまとめておくと、災害時に慌てずにすみますよ。

・ペットフード
・水
・食器
・常備薬や予防薬
・予備の首輪とリード
・トイレ用品
・犬用の服(毛の飛び散り防止)
・ワクチン接種やマイクロチップなどの書類
・動物病院の診察券

そのほか、ワンちゃんの写真も準備しておくと、被災してはぐれてしまったときに役立ちます。全身が写っているものや、ワンちゃんの特徴が分かりやすいものがおすすめです。

また、鑑札や狂犬病予防注射済票、飼い主さんの連絡先が入った迷子札なども、普段から身につけておいてくださいね。

持病や服薬の状況、既往歴やかかりつけの動物病院の情報など、ワンちゃんの健康に関することもノートなどにまとめておきましょう。

Head bone

ペットフードはローリングストックしよう!

Image2

備蓄品の中で特に重要なのがペットフードと水です。少なくとも5日分、できれば7日分以上備蓄しておくのが望ましいとされています。

しかし災害時は物流が滞り、食べ慣れたフードが手に入らない可能性も。
特に療法食やシニア用といった特別なものは、もっと余裕をもって用意しておく必要があります。

また、フードは一種類に限定させず、ワンちゃんの体質に合ったものをいくつか探しておくとさらに安心ですね。

でも、あまりたくさん備蓄しておくと賞味期限が心配・・・そこでおすすめなのが「ローリングストック」です。
ローリングストックとは、普段から食料品を多めに購入しておき、日常的に食べて消費し、減った分だけ補充する方法です。

せっかく用意したフードを無駄にしてしまわないよう、ぜひ試してみてくださいね。

■手作り食について
ワンちゃんの健康やアレルギー対策のため、ご飯を手作りしている飼い主さんもいらっしゃると思います。しかし大規模災害が発生すると、電気やガス、水道といったライフラインがストップしてしまう可能性があります。

手作り食を続けるのが難しくなるため、ワンちゃんが食べられるペットフードも一緒に用意しておくか、不安な場合はかかりつけ医に相談することをおすすめします。

Head bone

ワンちゃんと一緒に避難したい!どうしたらいいの?

Image3

もし避難が必要になったとき、家族の一員であるワンちゃんも一緒に連れていきたいですよね。

環境省では、災害発生時にペットを連れて安全な場所まで避難する「同行避難」を原則としています。これは飼い主さんとペットが離れ離れになることを防ぐためです。

しかし残念ながら、避難所でのペットの受け入れ態勢は自治体によってさまざま。事前に各自治体に問い合わせておくと安心ですよ。
また、避難場所と避難ルートをあらかじめ確認しておくことも大事です。

■同伴避難について
同行避難と同じような言葉で「同伴避難」というのがあります。一般的に「飼い主とペットが同室で過ごせる」という意味で認識されていますが、まだ明確な基準がないのが現状です。
避難所内でワンちゃんと一緒に生活できるかどうかは、各自治体の判断により異なります。

Head bone

ワンちゃんとの避難生活、今から準備できることは?

Image4

避難所はたくさんの人との共同生活です。
中には動物が苦手な人や動物アレルギーの人がいるかもしれません。周りに配慮しつつ、ワンちゃん自身のストレスも減らすために、今からできる準備があります。

■基本的なしつけ
・おすわり、ふせ、まてなどのトレーニング
・無駄吠えや威嚇をさせない
・決められた場所での排泄

避難所は限られたスペースを共同で使います。ワンちゃんが勝手に動き回ったり、長時間吠え続けたりすることがないように、普段からトレーニングしておくことが大切です。
また、所かまわず排泄してしまうのを防ぐため、ぜひトイレの訓練も忘れずに。

■体のケア
・ノミやダニの駆除
・シャンプー(体臭防止)
・ブラッシング(抜け毛を減らす)

ノミやダニ、ワンちゃんのにおいや抜け毛は、狭い避難所ではトラブルの元になります。
定期的に体のケアを行って、清潔を保つようにしてください。抜け毛が飛び散らないように、ワンちゃん用の服を着せる方法もあります。

■ハウストレーニング
避難所では、ワンちゃんをキャリーバッグやケージに入れておくことを求められる可能性があります。急に閉じ込められると、ワンちゃんがストレスを感じてしまうかもしれません。

普段からキャリーバッグなどに入ることに慣らしておくと、いざというとき、そこがワンちゃんの安心できる場所になりますよ。

Head bone

いつか来るかもしれないその日のために

Image5

筆者は、東日本大震災で被災した経験があります。当時はペットを連れての避難がまだ一般的ではなく、多くの飼い主さんや動物たちが辛い思いをしました。

徐々に改善されてはいますが、現在も避難所や物資は人間優先であり、動物たちはどうしても後回しになってしまいます。ワンちゃんもかけがえのない家族であり命です。

もしものとき、ワンちゃんを守れるだけの備えをするために、このコラムが役立つことを心から願います。

ペット手帳に登録すると
年齢や季節に合わせた専門家のアドバイスが届きます