スキンシップの一歩先へ!毎日のボディチェックで病気の早期発見をしよう

みなさんは毎日どのくらいワンちゃんとスキンシップを取っていますか?
体をなでたり抱っこしたり、ワンちゃんと触れ合う時間は本当に幸せですよね。
でも、ただ触るだけじゃもったいない!
今回は病気の早期発見にもつながる「ボディチェック」についてご紹介します。
ボディチェックってどんなもの?
ボディチェックとは、飼い主さんが日常的にワンちゃんを触ったり観察したりして、体に変化がないか確認することです。
普段のスキンシップでは見逃してしまうような病気や体調不良を見つける手助けとなります。
これを機に、ぜひボディチェックを日課にしてほしいです。
ボディチェックをするメリットは?
一番のメリットは、なんといっても病気の早期発見ができるということ。
毎日やっているからこそ、ワンちゃんの体の小さな変化に気づけます。いつも側に居られる飼い主さんだからできることです。
また、毎日のボディチェックで体を触られることに慣らしておくと、病院を受診する際にも役立ちます。
病院での触診が苦手なワンちゃんもいると思いますが、「体を触られても平気」と覚えてくれると、受診時の負担を減らすことができます。
ボディチェックのやり方が知りたい!
基本的には普段のスキンシップの延長です。
リラックスした状態で、優しく声をかけながら触っていくのがおすすめです。
ポイントは、なんとなく見たりなでたりするのではなく、いつもと違うところや違和感を探し出すようなイメージで行うことです。
嫌がる様子がある場合は、いきなりたくさん触らずに、スモールステップで徐々に慣らしていくといいですよ。
まずは嫌がりにくい部分からスタートしたり、大好きなおやつを用意したりして、ボディチェックがワンちゃんにとって楽しい時間になるように工夫してあげましょう。
↓チェック項目を用意したので、こちらを参考にすすめてみてくださいね↓
チェック項目はこちら!
それではチェック項目を見ていきましょう。
最初は多いと感じるかもしれませんが、慣れてしまえばあっという間に終わりますよ。
いきなり全部は難しいという場合は、できそうな部分から少しずつ始めましょう!
■体全体
・しこりやできものがないか
・ケガや触って痛がったり、痒がる部分はないか
■皮膚
・赤みやただれ、色素沈着がないか
・フケが出ていないか
・脱毛している部分はないか
■耳
・ベタつきや汚れがないか
・いやな臭いがしていないか
・赤くなったり腫れている部分はないか
・大量の耳垢が出ていないか
■目
・黄色や緑の目ヤニが出ていないか
・黒目が白濁していないか
・白目が充血したり黄ばんだりしていないか
■鼻
・鼻水が出ていないか
■口
・歯垢や歯石がついていないか
・歯茎の色が変色していないか
・口臭がきつくなっていないか
・よだれがたくさん出ていないか
■お腹
・腹部が膨らんではいないか
・乳腺にしこりやただれはないか
■足
・ふらついたり歩き方に異常はないか
・爪が伸びすぎたり割れたりしていないか
・肉球に傷や変化はないか
■おしりと陰部
・汚れていないか
・ただれていないか
・分泌物が出ていないか
これら以外にも「うちの子のためのチェック項目」があれば、どんどん追加していきましょう!
毎日の触れ合いで守れる健康
ボディチェックは、毎日続けることが大切です。
言葉を話せないワンちゃんたちの代わりに、飼い主さんが積極的に体の変化に関心を持つことで、大切な命を守ることができます。
もしいつもと違う何かを感じたら、かかりつけの獣医さんに相談してくださいね。