病院の待合室を快適に過ごすための3つの提案

ノミ・ダニ対策や予防注射など動物病院に行く機会が増えました。完全予約制の病院であっても、会計など、待合室で待つことは多いもの。待合室で快適に過ごすための3つのポイントを紹介しましょう。

ポイント1 キャリーケースで快適に

待合室では他の飼い主さんの迷惑にならないよう、静かに待つのが基本です。待合室でのマナーとして、ネコちゃんはできるかぎり、キャリーケースの中で待ってもらうようにしましょう。

待合室で、キャリーケースの上から布を掛けて暗くしておくと、ネコちゃんの習性として安心できると言われています。大判の布や折りたたんだ新聞紙を載せておくと安心ですね。

ケースを覆う布は便利ですが、物によっては爪が引っかかるので注意が必要です。タオルは布地のループが爪にひっかかるので、できれば平織りの女性用ストールやスカーフなどが安心です。綿の大判ストールは汚れても洗濯できる上、小さく折りたためるので便利ですよ。

ポイント2 待合室の張り紙やポスターに注意

ペット手帳からのお知らせや、動物病院のホームページなどで、病院からのお知らせは定期的にスマホで届きます。それ以外の細かな情報を、待合室でゲットしておくと、いざという時にとても便利です。

病院の待合室は飼い主さんに知って欲しい情報をポスターや展示物で紹介しています。例えば春のお祭りで病院の駐車場が閉鎖されるといった、細かなお知らせがカウンターの前に貼られているのを見たことがありませんか?

待合室に認定医の賞状が貼られている病院もあります。何気なくでもそういう情報を目にしておくだけで、「うちの先生はこんな病気の認定医なんだ」と知って、いざという時、安心して治療に専念できます。

休診になるお知らせを、待合室の張り紙で知ることがありませんか?スマホのメモ帳アプリに入力しておくと、間違えて病院に行くのを防げますね。

ポイント3 飼い主さんの声かけで安心

いつもと違う場所で緊張しているのはネコちゃんも飼い主さんも同じこと。いつもはおとなしい性格の子でも、待合室で知らない人や動物の鳴き声にびっくりしてパニックになることも多いのです。

特に性格的に強いストレスを感じがちな子には、キャリーケース越しに名前を呼んで、飼主さんがそばにいることを認識させてあげると、落ち着く場合があります。

ケースを開けて撫でるのも効果的ですが、飛び出して逃げることを考えると、ケース越しの声かけの方が安全です。

これから動物病院に行く機会の多い人にはぜひ3つのポイントをおさえて、快適に過ごして欲しいと願っています。

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